ADHDのチェックリストASRS
公開日: 16:09
成人期のADHDの自己記入式のチェックリストとして、現在、よく使われているものにASRS-v1.1というものがあります。
Adult ADHD Self Report Scale が正式名称です(そのバージョン1.1という意味ですね)。
世界保健機関(WHO)と、ADHDの専門家の協力により作成されたそうです。
これは、成人期のADHDのスクリーニングツールとして利用されるもので、どの程度、ADHDの症状をもっているかを確かめるために作成されています。
ただし、このチェックリストで高得点だったからといって、ADHDとすぐに診断されるわけではありません。診断は、診察や生育史の聞き取り、より詳しい心理検査などから、専門医が総合的に判断するものです。
パートAとパートBに分かれていて、「過去6ヵ月間におけるあなたの感じ方や行動を最もよく表す欄」にチェックを入れるよう求められています。
全くない めったにない 時々 頻繁 非常に頻繁
の5件法で回答します。パートAには次のような質問項目が含まれています。
- 物事を行なうにあたって、難所は乗り越えたのに、詰めが甘くて仕上げるのが困難 だったことが、どのくらいの頻度でありますか。
- 計画性を要する作業を行なう際に、作業を順序だてるのが困難だったことが、どの くらいの頻度でありますか。
- 約束や、しなければならない用事を忘れたことが、どのくらいの頻度でありますか。
- じっくりと考える必要のある課題に取り掛かるのを避けたり、遅らせたりすること が、どのくらいの頻度でありますか。
- 長時間座っていなければならない時に、手足をそわそわと動かしたり、もぞもぞした りすることが、どのくらいの頻度でありますか。
- まるで何かに駆り立てられるかのように過度に活動的になったり、何かせずにいられ なくなることが、どのくらいの頻度でありますか。
検査は、下記のイーライ・リリー社のADHDに関するサイトで受けることができます。
ADHD症状チェックリスト
検査用紙のダウンロードは、
ASRS-v1.1
から可能です。

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