ADHDタイプの人は農耕以前の狩人だったのかもしれない。『ぼくが発達障害だからできたこと』(市川拓司)
「発達障害は、つまるところ適応障害です。これは作家的想像なのですが、僕らは農耕がはじまる以前の人間の原型みたいなもので、もともとはみんなこうだったんです。たとえば僕は、直感だけは人一倍あります。データベース能力はニワトリ並みで、買い物リストを三つ以上覚えられない。四つめが出てきた瞬間、一つめを忘れちゃう。その一方で、世の中の森羅万象を目にしたときにそれをパターン化する能力は突出しています。それは古くは、風の音とにおいをキャッチして、『あ、この方角に虎がいるな。逃げなきゃ』と判断するときに使われていた直感力なんです。もっというと、僕は自分のことを人間以前のサル、しかもテナガザルではないかと思っています。だからこんなにも自然が好きだし、家族を大切にするし、争いを好まないんです」『ぼくが発達障害だからできたこと』市川拓司インタビュー
インタビューが面白かったので、今度この本読んでみよう。「ADHDは狩人」という仮説の本があったのを思い出しました。
兆しを読み取ることに長けた「徴候知」が優位な人々なんですね。
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